保険医療機関等の皆様へ

レセスタ(Recesta)のご案内 [旧名称:レセプト文字データ変換ソフト]

厚生労働省保険局

レセスタ(Recesta)とは

既存の医事会計システムやレセプトコンピュータ(以下「レセコン」等といいます。)からレセプト出力情報を取り出して、レセプト電算処理システム(以下「レセ電」といいます。)仕様の電子レセプトに変換するソフトウェアです。
このソフトを利用することで、従来の手法に比べ大幅に少ないコストで「レセ電化」ができるようになります。

レセスタのメリット

1. レセプト電算処理導入初期費用の軽減
メーカーソフト購入費用など「レセ電化」の初期費用が大幅に軽減できます。
2. 病院職員でも統一(レセプト電算)コードへの対応づけが可能
病院独自コードでも統一コードへの対応づけ作業ができるようになります。
3. 機種更新時にも利活用可能
院内の運用で対応付けられた「病院独自コードと統一コードの対応一覧表」は容易に取り出すことが可能で、次の機種更新時に活用することもできます。

主な機能の概要

レセプトデータ取込 既存レセコンから出力されるレセプトデータを読み込む際に、形式のチェックを行います。
レセプトデータ変換 既存レセコンのコードだけでなく、病院独自コードでも統一コードに変換することができます。
学習機能 病院独自コードから統一コードへの対応付けは、一度登録すれば、以降は自動的に変換されるようになります。
形式チェック レセ電の記録条件仕様に基づく形式のチェックを行い、審査支払機関での受付エラーを減少させます。
電子レセプト出力 レセ電仕様の電子レセプトを出力します。

導入作業の流れ

Step1 既存レセコンへの「レセスタ(抽出ツール)」インストール・セットアップ作業を担当業者に依頼します。
Step2 パソコンに「レセスタ(変換ツール)」をインストールします。
Step3 既存レセコンからレセプトデータを取り出し、パソコン側に取り込みます。
Step4 病院独自のコードを統一コードに対応付けする作業を行い、変換エラーや形式チェックエラーの確認・補正作業などを行います。
Step5 審査支払機関との確認試験を行った後、本請求を開始します。

ご利用にあたって

利用申請(登録) 診療報酬改定情報やソフトのバージョンアップ情報など、サポートサイトからの配信サービスを受けるためには「利用登録」が必要です。
用意するもの レセスタ(変換ツール)用パソコンと周辺機器(下記参照)
業者への依頼内容 レセスタ(抽出ツール)のインストールとセットアップ作業(有償)
作業内容・料金等は、メーカー・機種、医療機関の運用実態等によって大きく異なりますので、必ず業者に確認して下さい。
医療機関側での作業 1.パソコンへのレセスタ(変換ツール)インストール
2.病院独自コードを統一コードに対応付けする作業 等

レセスタ(変換ツール)動作環境(最小構成)

OS:WindowsXP(SP2)、CPU:Pentium4(2.0GHz相当以上)、HDD空き容量:40GB以上 メモリ:512MB以上(1G以上推奨)、CD-R装置またはMOドライブまたはFDドライブ、その他:インターネット接続環境、レーザプリンタ

Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Pentiumは米国インテル社の登録商標です。

レセスタの利用申請方法

レセスタサポートサイトから申請書式をダウンロードして必要事項を記載の上、レセコン担当業者の確認を受けてください。
その後、医療機関印を押印した上でサイトの送付先へ送付してください。

【レセスタサポートサイトアドレス】
https://www.recesta.mhlw.go.jp

「注意事項」

「レセスタ」は各レセコンの標準マスタを利用していることを前提として設計されています。全て病院独自のマスタを利用しているなど、運用方法によっては、レセ電導入費用の軽減効果が少なくなる場合があります。
このソフ卜ウエアおよびマニュアルは、利用規約のもとでのみ使用することができます。

レセスタの対応機種とヘルプデスク経費

ヘルプデスク経費について

医療機関の皆様にご負担いただく「ヘルプデスク経費」は、恒常的に発生する新規医薬品情報などの診療報酬改定情報や更新プログラムの自動配信業務や更新履歴管理、各種照会対応などに使わせていただくお金です。
この金額は「レセスタによるレセ電化経費の節減効果」に応じて算定されるのが理想的ですが、節減額を正確に算出するのは非常に困難なため、医療機関の規模とレセコン種類という2つの要素で算定することとしたものです。

(単位:万円)

会社名 対応機種名 20~74床 75~149床 150~249床 250~399床 400~599床
富士通(株) HOPE/X-S(V1は対象外) - - - 62 82
HOPE/X-W(V1は対象外) - - - 62 82
HOPE/SX-P(Win-3.1版は対象外) 30 30 46 46 -
HOPE/SX-J 30 30 46 46 -
三洋電機(株) Newve 15 20 20 20 -
NewveExceed 15 20 20 20 -
東芝住電医療情報
システムズ(株)
HAPPY CS-Ⅲ 21 26 36 42 52
HAPPY CS-Ⅱ 22 27 37 43 53
TOSMEC-MEPIO 15 15 - - -
日本事務器(株) MAPS-V5 26 26 32 39 59
MAPS/CSシリーズ 26 26 32 39 59
日本電気(株) MegaOakIBARS - - 52 66 84
PCIBARS - - 52 66 84
日立グループ HIHOPS-CS - 21 21 32 43
(株)NTTデータ MINS-PRO - - 32 40 48

[注意]
「レセスタ対応機種とヘルプデスク経費」一覧の追加
三洋電機(株)の対象機種名、Medicom-MC/Xを追加
(Newve、NewveExceed→Newve、NewveExceed、Medicom-MC/X)

注1. 診療所の場合は一律15万円とする
注2. 600床以上の場合は、「最高料金×病床数÷600」 (万円単位で四捨五入)とする
注3. メーカーソフト導入のため一時的に利用する場合は当該料金の50%の額とする
(万円単位で四捨五入、ただし50%の額が10万円に満たない場合は10万円)
【例1】

富士通(株)HOPE/X-Sで1000床の場合

最高料金 病床数 四捨五入
82万円 × 1000床 ÷ 600 = 136.7万円 ≒ 137万円
【例2】

東芝住電医療情報システムズ(株)HAPPY CS-Ⅱで300床かつ一時利用の場合

当該料金 四捨五入
43万円 × 0.5 = 21.5万円 ≒ 22万円

レセスタでのレセ電化について

「レセスタ」は、医療機関におけるレセ電導入コストを軽減するためのものですが、「レセスタ」はあくまでもレセ電化の手法の一つであり、一覧表に掲載されている以外にも、レセ電機能を有し販売しているメーカー・ベンダー(機種)はたくさんありますし、その手法も様々です。 このパンフレットに掲載されている機種は、あくまでも「レセスタ」が使える機種ということであり、厚生労働省が掲載されていないメーカー・ベンダーが提供しているレセ電システムを否定したり、掲載されているメーカー(機種)への乗り換えを勧めるものではありません。
繰り返しになりますが、レセ電化を行うに際し、厚生労働省が一定のメーカー・ベンダーや機種を指定したり認可したという趣旨ではありません。
レセ電化の検討の際は、複数の業者から話を聞いたり見積もりを取るなどして、各医療機関が自らの運用実態等に最もふさわしい選択をしていただくことが大切と考えています。

厚生労慟省保険局総務課保険システム高度化推進室 代表電話:03-5253-1111(内線)3267
2006.03

このページの掲載内容に関するお問い合わせ
部署:審査部審査管理課審査管理係
電話:078-332-9527 FAX:078-332-9534 
Eメール:kanrikanri@kokuhoren-hyogo.or.jp
【受付時間】月~金曜日(祝日および12/29~1/3を除く)8時45分~17時15分
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